道徳ワークショップとは |
道徳科教育研究会では、2時間小単元を構成して実施する道徳ワークショップの実践研究を推進しています。
道徳ワークショップとは、「子どもたちが日常的な生活場面で出会う道徳的な問題事象について、道徳的価値の可視化・操作化・言語化を通して、主体的・協働的に考えるとともに、自己の道徳的実践のあり方を個性的・創造的に自己決定する学習方式」です。
いいかえれば、新学習指導要領が提唱する「主体的・対話的で深い学び」としての道徳科教育の具体像を示すものです。これまでの伝統的な道徳教育のように、
① 教師の発問に対して、挙手をして期待されている答えを言う
② 黒板に教材の挿絵を数枚貼りながら、物語の場面の進行に沿って教師が4〜5個の発問を並べる
③ 子どもたちの発言を順に挿絵の下に板書していく
④ 主題も、めあても、まとめもすべて教師が提示する
⑤ 子どもたちは自分のノートやワークシートに書いた初発の考えを挙手して発表する
といった、一時間で完結する一斉指導方式で授業を構成するのではなく、子どもたちが主体的・協働的に対話を通して交流し、道徳的課題の解決を通して、道徳的諸価値の深い理解を自己形成していくダイナミックな学び方なのです。
こうした「主体的・対話的で深い学び」としての道徳科教育を実践するためには、これまで慣習として行われてきた、「1時間道徳」では十分な時間的保証がないために、課題解決的な学習も、グループや学級での豊かで充実した対話活動も、道徳的諸価値についての自己の考えを練り上げて修正・改善する機会もできませんでした。
そこで、本研究会では、2時間小単元による道徳科教育の授業構成理論として、道徳ワークショップを開発し、多くの実践事例を提供していきます。
法令根拠はどうなっているのか |
「一つの内容項目を複数の時間で扱う指導」(平成29年告示の小学校学習指導要領「特別の教科 道徳」第3 指導計画の作成と内容の取扱い)という表現により、一つの内容項目を複数の時間で構成する小単元で取り扱うことが可能となりました(中学校学習指導要領でも同様)。これによって、読み物教材を使うかどうかに関わらず、「一・一・一の原則」(一つの読み物教材を一時間で一つの内容項目の視点から取り扱うこと)から抜けだし、2時間をかけて子どもたちの主体的な問題解決を促す「考え、議論する道徳教育」がやりやすくなったのです。
また、学習指導要領総則の解説には、次のような具体的な記述があります。これも、2時間小単元による道徳ワークショップを実施する法令根拠になっています。
「道徳科においては,1つの主題を1単位時間で取り扱うことが一般的であるが、内容によっては複数の時間の関連を図った指導の工夫などを計画的に位置付けて行うことも考えられる。例えば1つの主題を2単位時間にわたって指導し、道徳的諸価値の理解に基づいて人間としての生き方についての学習を充実させる方法、重点的な指導を行う内容を複数の教材による指導と関連させて進める方法など様々な方法が考えられる」
考え、議論する子ども主体のアクティビティを行います |

【コース内容】
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説明会を随時開催しております。お気軽にご相談ください。
道徳的判断を支援する多様な道徳ツールを活用します |

【コース内容】
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はがき新聞で道徳的価値の理解を深め、自己の道徳的成長を自覚します |

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